大型照明は気持ち良い

オリジナル照明はライトニックで簡単にオーダー出来ます。
とあるブライダル会場用に製作させて頂きました大型スタンドライトはひな壇の
両サイドに配置することでごく自然に穏やかな雰囲気を持ちながらアイキャッチと
なってステージ上のカップルに注目を集めます。

布セードを通した柔らかな光そして壁面まで届くほのかな光。もちろんボーダー
ライトやフレネルのスポットライトでステージ上には十分な明るさはあるのですが
それを抑え、横顔を暖かく照らしお顔の表情を優しく見せるには最適のあかりの
ひとつである事は間違いないようです。

偏った言い方を許して頂けるのなら、照明デザインには2通りのアプローチがあります。
ひとつはゲリラ的な奇抜さでオリジナルをアピールする方法。ゲリラ的とは少々過激な
言葉ですので表現を穏やかにすれば革新的に置き換えても良いでしょう。スピードを
重視し短期決戦型のプロモーションにはお薦めです。話題性でマスコミも乗ってくる
かもしれません。もうひとつは外堀を埋めるようにゆっくりと静かに質を高める方法。
息の長いデザインで長期決戦型といってもいいでしょう。どちらが良い悪いではなく
企業が戦術としてどう捉えているかが重要な事です。

しかし今の時代、多くの企業が、生き残りをかけてどれだけ安く作れるかを競い、
雇用問題や環境問題の引き金になる戦略がベースになっている限り、どちらの
デザイン的アプローチをした所で行き着くところは同じ所のような気がします。

大量生産された安い商品に飛びつき短いスパンで大量廃棄を招いている私達
消費者にも大きな問題があります。今まさにそのシワ寄せを目の当たりにしている
わけですが。ここで改めて消費者の目で、次の世代に誇れる生活に戻さなければ
いけない時期じゃないでしょうか。

次世代に残す照明作り、それが僕の仕事です。

無知の知

ライトニックの特注照明:生活にもっと陰翳を

福岡の照明デザイン事務所ライトニックの特注照明 オリジナルスタンド

以前CGで紹介した特注スタンドが完成しました。
http://blog.lightonic.co.jp/?eid=57026←以前のCG

壁面に映る影はフィラメントの形状が歪なおかげで揺らいでいるようです。
心を穏やかにする上で必要なものは光よりも影だということがわかります。
明るさや経済性を追求することを否定はしませんが、人間にはもっと、
居心地の良い暗さを提供することが必要だと思う今日この頃です。

ベースには腐食させた鉄を使用し深みのある塗装で仕上げています。
図面上でクリア出来る問題でも構造や施工を十分理解していない為に
起きる問題や、施工や仕上げ技術が目指す品質のレベルに達していなかっ
たりと、完成までに常に悩み続けた作品です。

当然新しいものを作り出すための時間・技術・コスト、それぞれのリスクを
考えなければいけないことですが、考えすぎると間違いなく先に進まない
ので、過去の経験値+チャレンジ精神でスタートするわけです。

デザイン力の未熟さを知れば知るほど完成には程遠く、いつも締め切り
ギリギリまで粘ってしまいます。しかし粘るほど完成度が高くなるにつけ、
結果としてみれば間違いなく生産性は桁違いに低いレベルに陥っている。

企業として、日本一いや世界一の完成度の高い作品を提供して、この負の
スパイラルから脱却する事を目指して、今日も粘る。

照明計画をさせて頂いた住宅の方は、大変喜んで頂きました。先日竣工
写真の撮影を行ってきましたので、クライアント様の了解を頂いて後日
アップしたいと思います。

燭台な照明

ライトニックの特注照明:真ちゅう製の燭台を照明器具にしてみました。
いつの頃からのデザインなのだろうか。今僕達が燭台をイメージすると
ルネサンス期以降の華やかな宮殿内部を昼間のように煌々と照ら
していたシャンデリアに用いられたアームやベースのデザインを取り入れた
形を思い浮かべるのではないだろうか。

真鍮鋳物で作られた支柱やアーム、蝋燭を立て流れた蝋を受止める皿、
いつも鏡のように磨き上げられ、揺らめく炎のきらめきをその起伏の中に
深く深く増幅させ、より一層存在感を高めている。

現在の多くクラシックスタイルの照明器具がその意匠を受け継ぎ、または
模倣し今に残し重厚な味わいを醸し出しています。

その古くからのデザインが受け継がれている現在の照明器具ではありますが
多くは1灯式のもので、2灯以上のものはほとんどありません。
燭台の多くが3灯以上の多灯なのに対しては明らかに偏ってデザインされて
いるのは少し残念です。。。と、いうわけで作ってみました。

日本ではあまり使わないであろう燭台では良いデザインが多く在ります。
大きすぎず、装飾過ぎず、高価すぎず、その多くの中から今回の現場にベストな
モノが選ばれ、照明器具として生まれ変わりました。

幅 24.4cm 高さ 36.0cm(ランプ含む) シャンデリア球10w×3(調光付)
イタリア製真鍮ベース 

決定的目的

福岡の照明デザイン事務所 特注照明の決定的目的

福岡の照明デザイン事務所 特注照明の決定的目的その2

自己都合のデザイン的満足に浸りながら、OKの連絡を待つ。
何も恐れることなく、何も準備することなく。何も疑うことなく。
充実した感覚は幼い頃に覚えた大人から褒められた記憶によって
形成されている。

無心で色を重ねる僕に対して大人の女性が目をキラキラさせながら言う。

『あなたって、絵が上手なのねぇ〜』 

少し自慢だ。

『えへへ・・・。』

シャイな僕は返事にならない返事を返す。

一回目のプレゼンでNGをもらった後、電話口で話したideaを図面にしてCGにした。

悪くない。

長く考えても、出ないときは出ないし、長考が良い結果を生むとは限らない。
必要なのはインスピレーションと実行力。メモをとり形にすること。

簡単なことだ。(いつも分かっている事なのだけれど)

了解の返事が直ぐに来た。

一回目と2回目の違いは何だろう?1回目イメージが頭から離れない。
どこかで使おうと思って、ひとつ作っておこう。という衝動が起きる。

でも作らない。 次の現場も、またその次の現場もそんな照明は必要としない。
でも誰かが欲しがるかも。。。タダなら。。。そのために作るわけにはいかない。

そんなことを考えながら次の現場の締め切りが近づく。

変更はいつも突然やってくる。

竣工写真は後日。。。

ワインレッドシェード木目模様

福岡の照明デザイン事務所ライトニックの特注照明
福岡の照明デザイン事務所ライトニックの特注照明
商業施設が立ち並ぶ福岡天神地区の南に位置し、多くのビジネスマンが
行き交う路地にある創作料理屋さん。
そこの大テーブル用の照明として製作しました。シェードの生地は、
通常使用しないコシがあるロールカーテンからの転用です。
木目のテクスチャーと大胆な色が印象的なペンダントに仕上がりました。
モダンな内装にバランスよく溶け込んでいて、優しい光を放っています。

軽く・軽く・・・

ビュッフェスタイルのコールドケース上にオリジナルのペンダントを作りました。

柔らかな生地をドーナツ状に縫製しリングを通しただけのシンプルに作ったペンダントは、

シースルーセードからキラキラとやさしく漏れる簡単なペンダントにクリアな

白熱球の光源で、優しく発光しながら空間の中心を大きく存在感を与えています。

福岡の照明デザイン事務所ライトニックの特注照明

鍛造ペンダント

福岡の照明設計事務所ライトニックの完成し取り付けられた銅鍛造の特注ペンダント照明
福岡の照明設計事務所ライトニックの銅鍛造の特注ペンダント照明
福岡の照明設計事務所ライトニックのアトリエで最後の仕上げを待つ銅鍛造の特注ペンダント照明
福岡の照明デザイン事務所ライトニックの特注照明に店名ロゴを抜いています。

この特注ペンダント照明は銅板の鍛造で作られ、ワインショップに取付けて頂きました。
ワインが醸造から何年も寝かせて味が豊かになる様と鍛造銅板の過程及び味わいが出る
経年変化を重ねています。

これから、5年、10年と時が経つにつれ、その存在感はより大きくなります。
出来れば50年。いやいや100年!灯りを点し続けて欲しいと願っています。

当初、大きなペンダントを作るために、軽量のアルミ絞りでの製作も考えました。
いろいろな事情で実現は出来ませんでしたが、日本中の絞りの達人にアドバイスを
頂き可能性も見え、更なる100年照明の挑戦は続きます。

取り付けていただいたお店はこちら↓
http://blog.lightonic.co.jp/?eid=43574

風薫るブラケット

福岡の照明デザイン事務所ライトニックの特注照明

美容室”風洪”さんのファサードに使用したブラケットライト。

ステンレスの板をレーザーで抜き加工しています。

清々しく薫る風。優しくそよぐリーフ。ゆらゆらと・・・リラックス、リラックス。

そんな”風洪”さんのホームページはこちら→http://fuh-coh.jp/index2_m.html

北欧デザインのブラケット

福岡の照明デザイン事務所ライトニックの特注照明
福岡の照明デザイン事務所ライトニックの特注照明

美容室のセット面に製作したブラケットライトです。白熱60wのランプを
使用するために外径300mmのプリーツ仕様ホワイト生地はゲストの表情を
やさしく照らしてくれます。木製棚の木口に取付部分を合わせた為、取付
金具からは細いφ5SBアームが絡み合いブラケット本体を軽く見せています。

北欧デザインの〜と、タイトルを付けたのは、PH5Plusのフレーミング点景
なので・・・
後日、worksに竣工写真をUPします。

ちなみに完成予想CG画像は→こちら