来月北九州で行われる平尾台トレイルランニングレースの試走会に参加。
今回走ったのは本番のレースで使われるスタート&ゴール地点を除いた38k。
この試走会でのテーマは登りと下りの走り方を上級者から学ぶ事とその練習。
当然、先頭を走る上級者の走りを見るためにはその先頭集団について走らなければ
ならない。初心者の僕としては非常に無謀だったが、そのテクニックを垣間見れた
事、そして実践できた事は非常にありがたく有意義だった。
しかし疲れる。 ロードを走る事に比べて足場の悪さ、傾斜面角度、登りの負荷、
下りのスピード、それによる関節への衝撃などなど、身体へのダメージはかなりな
もの。ただそれを補って有り余るほどの魅力がある。自然の中で走る爽快感、障害
物が多いほど高まる走り終えた後の達成感、川のせせらぎ、風に揺れる木立の木漏
れ日や小鳥のさえずり等自然と一体になる感覚は疲れを忘れてしまうほどに心を
安静にしてくれる。
先週の初トレランの反省から、足首にテーピングをしたおかげで思ったほど筋肉痛
は出ていない。このテーピングは捻挫予防もあるが、角度をある程度固定する事で
ひらめ筋の疲労を抑える効果もある。途中古傷の左足ふくらはぎが痙攣を起こしそ
うになったが何とか回避できた。
写真は30k手前の水晶山でのワンショット。昭和池からダラダラと続く登り、林道
からトレイルに変わり斜面も急になり、見上げれば絶壁に感じるほどの急斜面。
走って登れるのは限られた一部のアスリートだけ(ガイド&コーチをしてくれた
上級ランナー談)という登り坂はこの大会最大の高低差は500m。体力の限界を感じ
心も折れそうになるほどのこの区間は今大会では一番の難関かもしれない。
もちろん初心者トレイルランナーの僕はこの坂を歩いて登る。歩いても辛い上り坂
で『お金出してまで苦しい思いをするは理解できない』と言われたことを思い出
す。この時ばかりは同意見だ(笑)
2枚目の写真はバックパックに愛犬を乗せトレッキングする女性(かなり高齢)。
ご夫婦で登られていた。『これで英彦山も登るんですよ』と笑顔。愛犬もおとなし
く当たり前のように収まっている(笑)
このような自然の中を走れる事は僕のライフスタイルをも変えようとしている。
4月18日に行われる本番は自然への感謝と畏敬の念を持ちながら笑顔でのゴールを
目指す。