知り合いの方に薦められ読んでみました。
実際に著者がMBAを取得して実話を元に書かれた読み物です。
この本は、体験者のみが得る苦労や緊張感がリアルに伝わり
話しの構成も良くリズム感もあり、一気に読み終えることができます。
この感覚は、サイバーエージェント藤田氏の<渋谷で働く・・>、
神田昌典氏の<成功者の告白>そしてヴィレッジ・ヴァンガードの菊池氏の
著書で感じた一気に駆け抜ける感覚と同じものでした。
しかしながら、この本の中で語られているのは他の著書とは違い
戦略についてです。そう経営戦略。
<競合><絞り><集中>をキーワードに具体例をアゲながら
わかりやすく紐解いています。
1年ほど前に<絞り>を得て、まさに<集中>を行っている私にはグッドタイミング
なもので、欲を言えばもう少し早くこの著書と出会いたかったなぁというのが率直な
感想ですが、本書で語られている成熟期の業界にいてはルート3の現状では、
3年前に出会ったとしても結果に替わりは無かったようです。
この本のおかげで、セグメンテーションの重要性に気がつきました。
40代半ばをすぎた私には今頃?といわれそうですが、挫折あっての更なる
気づきを踏み台にこれからの人生を楽しもうと思わせる本に出会えてたのは
幸運です。教えてくれた人のは感謝です。
30代の、今苦しんでいる経営者にとっては必読書ではないでしょうか。
場合によっては苦しんでない人の方が役立つこともあるかもしれません。