大きな灯りは人を引き付けます。

竹による骨組み、六目網でまゆ状に形作ります。
左右対称の形状は出来ないと言われ両サイドを切り落とした形状でしたが
どうしても丸みを持った形にしたかったので試行錯誤の上作り上げました。

竹は和紙との相性が良く、お互いの良さを引き出します。構造的に反発し
ようとする竹の緊張感が和紙の表情をより柔らかく、和紙の軽く浮くよう
な存在感は竹が織り成す模様のシルエットをより味わい深くしています。

竹細工職人と云われる方は最近少なく高齢者が多く後継者もいないのが
現状のようです。作り方や形状を検討するために福岡の八女地方まで
何度か足を運びました。普段の生活の中で竹細工の製品を使う機会が
少なくなってきましたが、実際に使用すると非常に軽く手になじみ
自然素材の良さを実感します。

作家さんは地方地方でお見かけしますが、なかなか実用的な金額には
ならず二の足を踏んでしまいますが、日本独自のライフスタイルや文化は
残していきたいと、このような現場を与えて頂くと強く感じます。

この照明は因幡うどん博多デイトス店で見る事が出来ます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。