2003.01.11

『うっひょ〜!寒っ〜!! 何でこんなに雪が残ってんの!?』

そう、僕らは雪山の山頂に立っていました。ここは宝満山。
先週の仕事始め行事、新春登山が大雪の為延期になり本日決行いたしました。
会社に7:00am集合、宝満山のスタート地点、竈神社に着いたのが7:50am


〜福岡は海あり山あり、程ほどの都会で田舎。観光地は
多くありませんが、食べ物は何を食べても絶対美味い!
グルメにはお勧めの街です。〜

登山の安全と一年の健康を祈って、さぁ!参らん!!


のぼり始めて10分、一の鳥居、
『・・・はぁ、はぁ、はぁ・・・はぁ、はぁ、はぁ・・・』、あれ〜何かが
違う!ペースは上がらないし息は乱れている。運動不足が
足にきました。この先を不安がよぎる。最後まで登れるのか?
ふらついて岩から落っこちないか?
今年は41才。本厄。まだお払いも済ませてない。


気力だけで一歩一歩進んでいく。がび〜ん・・・
ふと見上げると心臓破りの階段、昔の修行層が煩悩を払う為で
しょうか積み上げた数は108段。
〜そうなんです、宝満山は修験者のための霊山だったのです〜
私は修験者ではありませんが、こうやって一歩一歩、唇をかみ締
めて登ると、俗世で付いたひずんだ心が洗われるようです。


7合目付近の”袖すり岩”、このあたりから雪が残って肌寒く感じ
始めました。『山をなめたらあかんぜ〜っ』、本厄を迎えた誰かが
叫びます。相変わらず息はみだれ、<はぁ・はぁ・・・>から
<ぜぇ・ゼぇ・・・>に変わっています。
『あ〜俺ももうここまでか〜』っと思った時、かすかに聞こえる
<カラン、カラ〜ン> そう、頂上にある宝満神社の大鈴の音
です。

やっと頂上9:15am
無事、登ってこれたことを感謝して、僕も鈴をならす。
今日は曇っていて、視界が悪く残念。晴れた日は360度の
大パノラマで、福岡市内も一望できる素晴らしいところ。

山頂は日が当るので雪は多く残ってなく、ひと安心。
しかし、その安心も束の間、とんでもない事態が僕らを待って
いた・・・。その事態とは・・・。

僕らの、新春登山の楽しみは、山頂でカップらーめんを食べること。外で食するだけでも
美味しく感じるのに、山頂に登って達成感を味わい、パノラマをつまみに食べる食事が美味
しくない訳が無い!何を食べても最高です温かいラーメンなら尚最高!!
しかし山頂はあまりにも寒いので400m程先の山小屋のある場所で食事を取ることにする。

しかしその場所に行くには大岩を降りなければならず、
晴れていればなんて事は無いが雪が残る状況では転落の危険
もあり気を抜くことは許されない。

死の恐怖と戦い山小屋までたどり着いた我々を迎えてくれたのは一面の銀世界でありました。
氷点下の中、最高のラーメンを食べて、温かいコーヒーを飲んで、今年一年の健康と商売繁盛を
祈願し、登山の目的を達成しました。

下山には別ルートを選んだために、余計に雪山を歩く羽目になってしまいましたが、福岡では
このような経験はめったに出来ず、とても良い体験になりました。また無事に下山でき、自然と
宝満山に感謝です。

帰りに、近くの大宰府天満宮〜菅原道真・受験の神様で有名〜で、名物”梅が枝もち”を
お土産に買って帰りました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。